今年デビューするスポーツ選手
16年ぶりの女性ジョッキーとしてデビューした藤田菜七子。彼女の活躍で女性ジョッキーを目指す女子中学生や女子高生急増。 今年デビューする古川奈穂(ふるかわ なほ)もその一人である。
■古川奈穂(20歳)女性騎手デビュー
古川奈穂が2021年3月6日 デビューする
所属厩舎はコントレイルを管理する名門の矢作厩舎。 兄弟子は坂井瑠星(24)。
騎手課程の学校は中学卒業して高校の代わりに入学する生徒が大半である。 そして18歳でデビューを向かえる。そんな中で、留年する生徒も多いため古川奈穂は2年間に渡り留年したのでは?との噂が立っていますが真相はどうなのでしょうか。
古川奈穂がジョッキーになるまでの生い立ちを紹介します。

左は永島まなみ(18) 右が古川奈穂(20)
2021年は二人の女性ジョッキーがデビューする
■ジョッキーへの憧れ
古川奈穂は東京都千代田区、医師の家庭に生まれた。
中学時代は陸上競技に励んだ。年末に自宅で目にした有馬記念、そこで後方から追い上げて勝利する足蹴の怪物ゴールドシップを見たことからファンになる。応援している馬が出走する際は、スマホを片手に馬とジョッキーを撮影した。高校生になり、誕生日プレゼントで一眼レフカメラを入手。一眼レフカメラを抱えて母とレースを見に通った。パドックでは最前列をキープし、ウイナーズサークルでも憧れのジョッキーを撮影した。
中学生時代、古川奈穂はジョッキーへの漠然な憧れはあったものの、当時、女性ジョッキーは一人もいない状況であり、男性社会であった。中学生女子がジョッキーを目指す時代ではなかった。
■高校へ進学、藤田菜七子との出会い
古川奈穂は 父が脳外科医であり、都内の中高一貫の進学校で高校生活を過ごす。将来は獣医かJRAに就職したいと考えていた。
古川奈穂が高校に進学した時に藤田菜七子が16年ぶりの女性ジョッキーとしてデビューする。藤田菜七子は女性ジョッキーの記録を一年目で塗り替えて大活躍していた。
そんな藤田菜七子の活躍を見て「女性でもジョッキーとして活躍できるんだ…」。ジョッキーへの漠然とした想いが現実になった。古川奈穂は高校を中退。騎手課程学校の倍率15倍を勝ち抜いて入学する。 両親は娘の意見を尊重し応援してくれた。写 藤田菜七子)古川奈穂がジョッキーを目指すきっかけとなった
■騎手課程学生時代
同級生に乗馬クラブ経験者が多い中で、騎手とは無縁の家庭で育った古川奈穂は遅れを取った。騎乗技術で同期と大きな差があった。さらに左肩の脱臼手術により3ヶ月休学することになり、進級できずに一年間留年する。古川奈穂にとっては留年で一年間、そして高校に進学していた事により留年と合わせて二年間の遅れとなる。 そのことがまさかプラスになるとは本人も思っていなかっただろう。古川奈穂は2歳年下で、自身以外で唯一の女子生徒「永島まなみ」と出会うのである。
二人は切磋琢磨しながらトレーニングを積み二年間を共にした。 短期研修で美浦トレセンの根本厩舎で研修する機会があり、憧れの藤田菜七子と話す機会を得れた。一緒に調教もつけた。 ますますジョッキーへの想いが強くなった。
そして、古川奈穂は永島まなみと一緒に2021年2月、無事に騎手課程学校を卒業し2021年3月に騎手免許を取得したのである。
■独特な騎乗スタイル
モンキースタイルが主流の日本で、古川奈穂は重心を低く構える独特な騎乗スタイルでデビューを待つファンから注目を浴びている。 学生時代の事なので、デビューする頃には騎乗スタイルが変わっている可能性はあるが、是非とも独自の騎乗スタイルでファンを沸かせてもらいたいものである。
■所属厩舎が名門
古川奈穂の所属はコントレイルを管理する矢作厩舎。矢作調教師は名門校出身にして名門厩舎の長である。
兄弟子は坂井瑠星で、古川奈穂がジョッキーになるきっかけを与えた藤田菜七子と同期である。
矢作調教師は坂井を日本一のジョッキーにする決意で厩舎に迎え入れた。坂井は家系が馬に携わる仕事をしていたこともあるが、矢作厩舎のバックアップのもと、デビュー年に新人の中で最多勝利を上げている。
矢作調教師は坂井同様、古川奈穂にも新人で一番になるように育てるつもりである。 矢作厩舎には能力が高い馬が揃うので、怪我さえなければ、乗鞍に困ることはないだろう。 2021年にデビューするジョッキーでダントツの勝組になる可能性が高い。
(左)矢作調教師とグータッチ 高学歴コンビだ。
■デビューから大活躍の可能性
兄弟子の坂井がジャスティン号と共に2月20日サウジリヤドダートスプリント→3月27日ドバイゴールデンシャヒーに騎乗する。隔離措置期間も合わせ4月最終週まで日本で騎乗できない。 坂井が海外遠征中は古川奈穂に騎乗馬が集まるためデビュー初日から活躍する可能性が高い。
(写)サウジアラビアで騎乗する兄弟子の坂井
■デビュー初日から4月末までが勝負
古川奈穂は坂井が海外遠征で不在の4月末までの間に、結果を残すことができれば、5月以降も厩舎管理馬に騎乗する機会を多く得れるだろう。 新人女性ジョッキー古川奈穂の勝負は、デビュー初日から始まるのである。
自厩舎の管理馬の調教をつける古川奈穂
■2020年から女性ジョッキーは斤量4キロ減
免許取得5年未満・30勝未満のジョッキーは平場で斤量3キロ減だが2020年のルールー改正により女性は4キロ減で騎乗可能となった。
自らがデザインした厩舎服にはNAHO(奈穂)の文字とー4キロの文字が 。 名前と4キロ減をアピールする狙いだ。「奈穂(なほ)と呼んで下さい!斤量4キロ減をフル活用していきます!」
■デビュー前に本人から一言
「私はウイナーズサークルで写真を撮っていたので逆の立場になって、少しでも多くウイナーズサークルに行けるように頑張りたいです。昔一緒に写真を撮っていた人達が、私の顔を見て思い出してもらえるかもしれないので、その時はしっかりサインを書けるようにしたいです」
◆古川奈穂(ふるかわなほ)騎手プロフィール
生年月日:2000年9月13日(20歳)
出身地:東京都
血液型:A
所属厩舎:矢作芳人(栗東)
経歴:私立広尾学園高~騎手課程学校の37期
・入学試験に提出する特技に数独(ナンプレ)と記入する
・学校時代の模擬レースが9レース行われ1着2回で28ポイントで永島まなみと同じ2位
・母の影響で福山雅治のファンクラブに入会している
・元女性ジョッキーで現在調教助手の西原玲奈と仲がよくプライベートでも遊んでいる
16年ぶりの女性ジョッキーとしてデビューした藤田菜七子。彼女の活躍で女性ジョッキーを目指す女子中学生や女子高生急増。 今年デビューする古川奈穂(ふるかわ なほ)もその一人である。
■古川奈穂(20歳)女性騎手デビュー
古川奈穂が2021年3月6日 デビューする
所属厩舎はコントレイルを管理する名門の矢作厩舎。 兄弟子は坂井瑠星(24)。
騎手課程の学校は中学卒業して高校の代わりに入学する生徒が大半である。 そして18歳でデビューを向かえる。そんな中で、留年する生徒も多いため古川奈穂は2年間に渡り留年したのでは?との噂が立っていますが真相はどうなのでしょうか。
古川奈穂がジョッキーになるまでの生い立ちを紹介します。

左は永島まなみ(18) 右が古川奈穂(20)
2021年は二人の女性ジョッキーがデビューする
■ジョッキーへの憧れ
古川奈穂は東京都千代田区、医師の家庭に生まれた。
中学時代は陸上競技に励んだ。年末に自宅で目にした有馬記念、そこで後方から追い上げて勝利する足蹴の怪物ゴールドシップを見たことからファンになる。応援している馬が出走する際は、スマホを片手に馬とジョッキーを撮影した。高校生になり、誕生日プレゼントで一眼レフカメラを入手。一眼レフカメラを抱えて母とレースを見に通った。パドックでは最前列をキープし、ウイナーズサークルでも憧れのジョッキーを撮影した。
中学生時代、古川奈穂はジョッキーへの漠然な憧れはあったものの、当時、女性ジョッキーは一人もいない状況であり、男性社会であった。中学生女子がジョッキーを目指す時代ではなかった。
■高校へ進学、藤田菜七子との出会い
古川奈穂は 父が脳外科医であり、都内の中高一貫の進学校で高校生活を過ごす。将来は獣医かJRAに就職したいと考えていた。
古川奈穂が高校に進学した時に藤田菜七子が16年ぶりの女性ジョッキーとしてデビューする。藤田菜七子は女性ジョッキーの記録を一年目で塗り替えて大活躍していた。
そんな藤田菜七子の活躍を見て「女性でもジョッキーとして活躍できるんだ…」。ジョッキーへの漠然とした想いが現実になった。古川奈穂は高校を中退。騎手課程学校の倍率15倍を勝ち抜いて入学する。 両親は娘の意見を尊重し応援してくれた。写 藤田菜七子)古川奈穂がジョッキーを目指すきっかけとなった
■騎手課程学生時代
同級生に乗馬クラブ経験者が多い中で、騎手とは無縁の家庭で育った古川奈穂は遅れを取った。騎乗技術で同期と大きな差があった。さらに左肩の脱臼手術により3ヶ月休学することになり、進級できずに一年間留年する。古川奈穂にとっては留年で一年間、そして高校に進学していた事により留年と合わせて二年間の遅れとなる。 そのことがまさかプラスになるとは本人も思っていなかっただろう。古川奈穂は2歳年下で、自身以外で唯一の女子生徒「永島まなみ」と出会うのである。
二人は切磋琢磨しながらトレーニングを積み二年間を共にした。 短期研修で美浦トレセンの根本厩舎で研修する機会があり、憧れの藤田菜七子と話す機会を得れた。一緒に調教もつけた。 ますますジョッキーへの想いが強くなった。
そして、古川奈穂は永島まなみと一緒に2021年2月、無事に騎手課程学校を卒業し2021年3月に騎手免許を取得したのである。
■独特な騎乗スタイル
モンキースタイルが主流の日本で、古川奈穂は重心を低く構える独特な騎乗スタイルでデビューを待つファンから注目を浴びている。 学生時代の事なので、デビューする頃には騎乗スタイルが変わっている可能性はあるが、是非とも独自の騎乗スタイルでファンを沸かせてもらいたいものである。

古川奈穂の所属はコントレイルを管理する矢作厩舎。矢作調教師は名門校出身にして名門厩舎の長である。
兄弟子は坂井瑠星で、古川奈穂がジョッキーになるきっかけを与えた藤田菜七子と同期である。
矢作調教師は坂井を日本一のジョッキーにする決意で厩舎に迎え入れた。坂井は家系が馬に携わる仕事をしていたこともあるが、矢作厩舎のバックアップのもと、デビュー年に新人の中で最多勝利を上げている。
矢作調教師は坂井同様、古川奈穂にも新人で一番になるように育てるつもりである。 矢作厩舎には能力が高い馬が揃うので、怪我さえなければ、乗鞍に困ることはないだろう。 2021年にデビューするジョッキーでダントツの勝組になる可能性が高い。
(左)矢作調教師とグータッチ 高学歴コンビだ。
■デビューから大活躍の可能性
兄弟子の坂井がジャスティン号と共に2月20日サウジリヤドダートスプリント→3月27日ドバイゴールデンシャヒーに騎乗する。隔離措置期間も合わせ4月最終週まで日本で騎乗できない。 坂井が海外遠征中は古川奈穂に騎乗馬が集まるためデビュー初日から活躍する可能性が高い。
(写)サウジアラビアで騎乗する兄弟子の坂井
■デビュー初日から4月末までが勝負
古川奈穂は坂井が海外遠征で不在の4月末までの間に、結果を残すことができれば、5月以降も厩舎管理馬に騎乗する機会を多く得れるだろう。 新人女性ジョッキー古川奈穂の勝負は、デビュー初日から始まるのである。
自厩舎の管理馬の調教をつける古川奈穂
■2020年から女性ジョッキーは斤量4キロ減
免許取得5年未満・30勝未満のジョッキーは平場で斤量3キロ減だが2020年のルールー改正により女性は4キロ減で騎乗可能となった。
自らがデザインした厩舎服にはNAHO(奈穂)の文字とー4キロの文字が 。 名前と4キロ減をアピールする狙いだ。「奈穂(なほ)と呼んで下さい!斤量4キロ減をフル活用していきます!」
■デビュー前に本人から一言
「私はウイナーズサークルで写真を撮っていたので逆の立場になって、少しでも多くウイナーズサークルに行けるように頑張りたいです。昔一緒に写真を撮っていた人達が、私の顔を見て思い出してもらえるかもしれないので、その時はしっかりサインを書けるようにしたいです」
◆古川奈穂(ふるかわなほ)騎手プロフィール
生年月日:2000年9月13日(20歳)
出身地:東京都
血液型:A
所属厩舎:矢作芳人(栗東)
経歴:私立広尾学園高~騎手課程学校の37期
・入学試験に提出する特技に数独(ナンプレ)と記入する
・学校時代の模擬レースが9レース行われ1着2回で28ポイントで永島まなみと同じ2位
・母の影響で福山雅治のファンクラブに入会している
・元女性ジョッキーで現在調教助手の西原玲奈と仲がよくプライベートでも遊んでいる
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