2021年3月27に開催されドバイワールドカップデーのゴールデンシャヒーン
Screenshot_20210330-040916
2021年3月27 日本時間23時00分.
日本はマテラスカイ 戸崎圭太、コパノキッキング Wビュイック、ジャスティン坂井瑠星、レッドルゼル ライアンムーアが集結した。
Screenshot_20210330-040459
マテラスカイ戸崎圭太
Screenshot_20210330-040522
コパノキッキング Wビュイック
Screenshot_20210330-040834
レッドルゼル ライアン・ムーア
Screenshot_20210330-041000
ゼンンデン Aフレス 最低人気だが、前走ペリカンS組が2年連続穴を開けていて、優勝に最も近いのがゼンデンだ

スタート
ゴールデンシャヒーンは電撃のスプリント戦らしく先行が揃った。無論、激しい先行争いが想定された。誰が逃げるのか?マテラスが有力視されていた。
Screenshot_20210330-041029
レースがスタート、以外にも最低人気の大外⑭ゼンンデンがロッケトスタートを決めると先頭へ。
Screenshot_20210330-041158
マテラスカイ戸崎圭太はゼンンデンに被せられ位置取りを悪くし5番手、これでマテラスカイの勝算は無くなった。
ジャスティン坂井はサウジでの出遅れを糧におっつけて前へ。ゼンンデンのすぐ後ろ2番手に位置した。
Screenshot_20210330-041112~2
逃げ切りが多く見られるドバイコース、坂井は考えた末の戦略だったが‥それが裏目に出た。ゼンンデンがUSA産駒らしいHペース飛ばす。それを追走した先行勢はすべて着外に敗れた。
Screenshot_20210330-041158
一方、コパノキッキングとレッドルゼルはいつもの作戦通り追い込みにかける。
ここで手腕を発揮したのが世界ナンバーワンジョッキーのライアン・ムーア。 いつにもまして好スタートを切ったレッドルゼル。好意でレースするかと思われた‥だが、ペースが速いと判断したライアンはレッドルゼルを最後方まで下げ、内ラチ走らせた。このレースの上位3着以内は、内ラチ走ったもので独占することになる。

ゼンンデンがペースを緩めず快速を飛ばす。ゼンンデンを追走した先行達はズルズル後退、ジャスティンとマテラスカイも脱落。 そして最終コーナーを周り直線へ、ゼンンデンの脚色は衰えるどころか、ますます加速し後続に3馬身のリードをつける。
Screenshot_20210330-041240
内ラチを走って脚を温存していたレッドルゼルは、残り350mから外へ持ち出し仕掛ける。 ライアンの真骨頂、ドゥラメンテやコントレイルを開花させた「余すことない正確無比の追い込み」が炸裂する!  そのライアンのムチに応えてレッドルゼルは11頭をごぼう抜き。 残すはゼンンデンただ1頭。 
だが、大きくリードをとったゼンンデンには届かない。
Screenshot_20210330-041315
最後は3馬身まで迫るもレッドルゼルは2着敗退。 最低人気の伏兵ゼンンデン逃げ切り勝ちを収めた。
ーーーーーーーー
Aフレスジョッキー落馬
Screenshot_20210330-050612

鮮やかな逃げ切り勝ちを収めたゼンンデンとAフレスジョッキー。
Screenshot_20210330-011854
しかし、喜びもつかの間、ゴール後にAフレスジョッキーがダイブし落馬!
Screenshot_20210330-012009
Aフレスジョッキーは恐怖の表情。
Screenshot_20210330-012122
落馬したAフレスジョッキーに60キロで走る馬達が迫る!
Screenshot_20210330-012053
危ない!!
Screenshot_20210330-012220
1回転して
Screenshot_20210330-012246
避けた! スタントマンかよ!
Screenshot_20210330-012322
走ってくる馬達を華麗にかわして無傷で生還。
Screenshot_20210330-041503
その頃、ゼンンデンの陣営は落馬に気づくことなく喜びで抱き合い、嬉しさで涙を流した。

最低人気が勝利し、ゴール後すぐに落馬。
ドバイワールドカップデー史上稀に見る結果となった。